カテゴリ未分類

雨さんお待ちしています。

地元のビルオーナーから、雨漏り修理のご依頼を頂きました。
建ててから長い間悩み続けておられ、
建てた業者さんは既に存在せず、
何度もリフォーム業者さんに手を加えてもらったものの、
解決ができないとのことでした。
鉄筋コンクリートの斜め壁にタイルが貼ってあり、
そのうえアルミサッシの取り付けも斜めなりなので、
とても雨漏りの危険性が高いデザインと言えます。
過去の補修跡を見たところ、リフォーム業者さんもいろいろと考えた末、
と思われる処置がなされていました。
その時は足場をかけて作業されたようなので、
もう一歩踏み込んだ提案ができたら良かったのではと思いますが、
その時々に事情がありますので、一概に良し悪しをいうつもりはありません。
私からも、調査・改修は足場をかけて行うべき、とお伝えしていましたが、
諸事情により今回はとりあえずの止水を試みることになり、
お客様のご理解の下、今日のブランコ作業に至りました。
ブランコに乗るのは雨漏り診断士のKさん。
私は屋上で手元をしながら、自分が見たいところ確認したい点を伝え、
我が目の代わりになって不具合を見つけていただき、報告を受けます。
Kさんの視点でも、私の想定外の部分に雨漏り原因と思われる個所を発見。
互いの意見を交換しながら、できる限りの手を尽くし、
終われば夕方5時を回っていました。
これで完璧、ではないこと。
あくまで応急的処置にすぎないこと。
他に原因があることも十分考えられること。
ご理解いただいた上で、そのなかでの最善を尽くしました。
あとは雨さんに採点してもらいましょう。(笑)