ビル・建物について

「気のせい」?「気圧のせい」?

台所や洗面所の排水から臭気が漏れてくる・・・
そういったご相談は数多くあります。
原因としては排水口自体の問題(清掃不足)であったり、
トラップの封水(臭気を止めるための溜め水)切れなど。

でも、普段は臭わないのに、雨が降るときや台風の時は臭う・・・
そんなことがありませんか?
「気のせいかしら?」と思いつつ、天気が回復してしまえば忘れます。
実はこれが「気のせい」ばかりとは言えません。
水は基本的に、高いところから低いところに流れます。
空気も同様に、高いところから低いところに流れる性質があります。
通常の生活においては、排水管の中よりも部屋の気圧が高い状態。
しかしながら、低気圧が近づいて雨が降る、超低気圧の台風が近づく、
となると、室内の気圧が下がり、排水管内の気圧の方が高くなる、
という逆転現象に見舞われます。

それによって排水管内の臭気が、室内に流出してしまう、
つまり、臭気の原因は「気のせい」ではなく「気圧のせい」があるのです。

台風14号が通過しました。
「そういえば臭った!」と思う方がおられるかも。

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