今日はとある店舗の看板解き外し。
開店当時、看板製作~設置をご依頼いただいた。
「店舗が路地の奥で目立たないので」と、道路際の壁面に設置した看板。
あれから9年と10か月、まったく色褪せることなく働いてくれていた。
仮に1日5人でもそれを目印に来店していたとすると、
1か月で150人、ここまで118か月で17700人。
数値に根拠はないが、多くの方々の道標となってくれたのは間違いないし、
少なからず店舗の繁栄にお役立ちしたであろう。
諸事情から閉店の運びとなり、本日が営業最終日で看板も解き外し。
看板には「お疲れさん」と思いを込めて丁寧に外す。
看板跡の周囲には経年の汚れ。
看板フレームを固定していたビス穴も数カ所。
ビス穴には類似色のシーリング材を充填。
そして最後に全体を洗浄して完了。
解き外したあと、店舗責任者の方に、長期間お世話になった旨お礼の言葉。
感謝の思いでグッと頭が下がる。
始めの一歩を踏み出されたとき、そして役目を仕舞うとき。
どちらもご縁をそのままに、お声掛けいただき心より感謝申し上げます。