今思うコト

親身なればこそ。

大切な知人のご縁でつながった方からご相談。

「外壁のことで見積りをもらっているのですが、これってお高いでしょうか?今夜までに結論出さないといけないのですが。」
親身になって考えるからこそ、こう申し上げました。
「わかりません。」
現場も見ずに、ここまでの経緯も知らずに、その業者さんと接したこともなく・・・
見積りが適正か、業者さんが良質か、など読み取れるわけがないのです。
その方にとって「利益」となるか「不利益」を被るか、その分かれ目になることを安易に申し上げる訳にはいかないのです。

ただ、もし私が貴方の立場でしたらこう考える・・・ことはお伝えできます。
私ならば、今夜までの結論すなわち契約は保留します。
理由はふたつ。
1.すすめられた工事は、本当に今必要なのか。
2.その業者さんを、心底信じているのか。

大金を必要とする工事ですから、自身がすべてを納得したうえで、責任もって進める必要があるのです。
どちらも自身に問いかければわかることです。
1は、工事関係者でなければ、おそらく内容はほとんどわからないはずです。だからこそ調べたり、聞いたり、比べたり、シッカリ確認する必要があります。
2は、本当は迷っている、断るに断れない、といった心理状態が、なんとか「信じたという結果」を導き出そうとしてしまうので、冷静になる必要があります。

私は正直なことしか申しませんが、それを信じて下さるのか否か。
ここで日頃の、自分自身の言動が問われることになります。

上記事項ふたつをお伝えしたところ、胸のつかえがすっかり解けたようです。
一旦保留とし、じっくりと考えてから進めることで落ち着きました。

ありがたいことに、こちらを信じていただけたようです。

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