現在雨漏り相談をいただいている案件がふたつあります。
ひとつは鉄骨造3階建ての、屋上ドレン廻りからと思われますが調査をするお約束。
急がなければと思いつつ、なかなか人員の手配がつかずにお待たせしてしまっています。
そうして、また今日のように雨が降ってしまうと、天井内の鉄骨耐火被覆がぬれてしまい、
またしっかりと乾くのを待って調査ということに。
どこかでタイミングよく乗り込まないと。
もうひとつは、木造二階建ての住宅で、一階下屋部分の雨漏り。
ここは調査のしようがない状態です。
なぜなら、瓦のありとあらゆる隙間をモルタルで埋めてしまっており、
毛細管現象で何処から雨がしみ込んでも不思議でないし、
何処を伝って雨漏りに至っているのか、ルートが限りなくある状態。
もちろん瓦を全部撤去して、その下の二次防水・合板下地からやり直すのがベスト。
とはいえ、築年数や掛かる費用からみて、そのような大手術の判断が正しいか、
プロとしての判断と、お客様への説明・ご理解が重要。
そして、今回は表面的な治療で対処することになりました。
このところ降る雨は、以前に比べて『雨漏り』に至る比率を高めていると思います。
ゲリラ豪雨、異常な長雨、強風など。
以前は漏らなかったところでも、建物経年に加えて上記のような外的要因の変化で、
多数の方々が雨漏りにお困りになって、ご相談いただいています。
ちなみにここ数年、当社で建築させていただいた建物では、ご相談ゼロ。(笑)
そうなるには、たくさんのお客様のご理解・ご協力があったからこそ。
更に、真剣に雨漏りに携わるプロフェッショナルとの出会い、
そして自分自身の学習・・・。
振り返れば5年間、真剣に雨漏りに取り組んでまいりました。
それでもまだまだ学習の途上。
『雨漏り』はとても多種多様で難しく、甘いもんじゃないです。
『同感・・・』と思われる方、共に勉強しませんか。
あ、また外の雨足が強くなってきました。
以下、NPO法人雨漏り診断士協会関連の告知です。