地域密着

良きパートナーとして。

地元新宿で建築させて頂いた3階建てで、
1階部分がご夫婦で営む印刷屋さんであったが、
加齢と社会の変化から業を閉じることになった。
まだまだお元気で、ご自身も名残惜しいようだが、
時間に追われる重労働の上に利益もままならず、決意をされた。
ご夫婦で、それこそ寝る間惜しんで頑張ってこられ、
建築する時も借入をせずに、築いた財で実行された。
素晴らしい限りである。
だからこの度の決意は、苦渋に満ちたものではなく、
どちらかというと前向きで、ご納得されてのこと。
そこで1階部分を賃貸物件とするため、
電気・水道などの分離、それに上階につながる内部開口の塞ぎ等、
それに不動産業社のご紹介など、お手伝いさせていただくことになった。
先ずは方針を固めるために、文章にして明確にすべく資料を作ってお届けした。
ちょうどご夫婦で1階におられ片付けをされていたのだが、
なにやら電話を上階に移設しようとしてバタバタしていた。
「ちょうど良かった!」
まさにグッドタイミングでお困り事が解決できて、
更に電話局への手続きもその場で代行して済ませることができた。
なんだか順調な滑り出し。
先ずは今月うちに1階の荷物を、ウチの倉庫に運搬して一時預かりだ。
今回のことは「困窮して」でもなく、「欲を出して」でもない。
是非これからの人生が楽しく良きものとなるよう、協力させていただきたい。