カテゴリ未分類

ハードル

今日は新しい事業に向けて
ハードルを一つ乗り越えた。
新しい年に「雨漏り」に真剣に取り組む。
正直に言うと当社の工事物件でも
何度か雨漏りを起こしてしまった事例があるが
当然責任もって解決をさせていただいている。
だが現在でもそれぞれ事情はあれど未完が2件ある。
一つは雨漏りは完璧にとまり内装復旧をしているので
もうわずかで完了。
そして最後の一件…
だいぶ前にブログに書いたが
工事が始まってすぐに隣家と境界のことで
もめごとになり(当方の建て主には落ち度なし)
3階建てとはいえ、隣家側のみ無足場での
施工を余儀なくされた。
(もとより隙間も狭いが…)
ALCの外壁版を端から建込みながらシーリングをする
無理のある工事ではあった。
新築後ほどなくして外壁からの漏水があり
当然責任修理をする所存であったが、
もめごとは裁判に至っており
当方が責任もって直させて頂く約束で
保留となったまま10年が経った。
その長い裁判が結審し、境界が確定したとのこと。
裁判制度自体に疑念を抱くほど待った。
隣家との隙間は20cm程度。
当然足場は立たず
隣の屋根に乗ることも許されない。
そこでR社長のアドバイスに反応して
縄梯子の注文~本日に至った。
まず事前に縄梯子を下げるための仮設足場組。
その段階から、信頼する板金工のオヤジが
共に頭と体を使ってくれた。
命を預けるのに不備があってはならない。
そして本日、縄梯子で壁面をつたい
外壁中間に雨樋をつけて狭い建物間への
水みちを経つ。
それからALC版の目地シーリング打ち。
どれもこれも事前に頭に描いた通りの流れで
作業が進んだ。
板金工のオヤジも毎日頭の中で
成功を描いていてくれたそうだ。
ハードルを越えるのに10年かかった。
雨漏りは起こしてはならない。
だが、起きてしまったら
なんとしても止めなければならない。
明日、仮設足場を外して全工程が終わる。
当時施主であったご主人は6年ほど前に
他界された。
「雨漏りは裁判が終わったらでいいよ」と
言って下さっていた。
やっと約束が果たせる。
明日は花を仏前に届け報告しよう。


声を掛けてくれれば手伝いにいったのに。
今度、縄梯子見せてくださいね。

コメント

  1. KAILUAの風 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    雨漏りは確かに難しいみたいですね。水は伝わって来るので大変ですね。日記を読ませて頂いているとごむぞーりさんのお客さんに対する誠実さが滲み出ています。
    これからも頑張って下さい。また寄らせて頂きます。

  2. ごむぞーり より:

    SECRET: 0
    PASS:
    kailuaの風さん
    >雨漏りは確かに難しいみたいですね。水は伝わって来るので大変ですね。日記を読ませて頂いているとごむぞーりさんのお客さんに対する誠実さが滲み出ています。
    >これからも頑張って下さい。また寄らせて頂きます。

Comments are closed.