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体力

昨日は久しぶりに材料荷揚げをすることになった。
土曜日に大工さんが入る現場に、先に材料を入れる。
3階の室に運ぶのだが、階高の高い建物で4階分はある・・・。
タル木1束、コンパネ8枚、ボード8枚、遮音シート、木製建具セットなど
回数にしたら15往復、時間にしたら1時間程度。
きいた。汗びっしょりで膝はガクガク。
ふと思い出した12年前。
鉄骨7階建てのビル工事を担当した時、
夕方届いたボードを夜中に階段で揚げた事がある。
各階に30枚、全部で約200枚。しびれた。
それに比べれば昨日のことなど大したことないはずだが
やはり体力が当時とは違うのだと実感。
私たちの先輩、父や年配の職人さんなどはもっと
きつい体験を持っている方がたくさんいる。
今70歳を過ぎてもモルタルバケツをぶら下げて
一日中すたすた歩く左官屋さんがいる。
一方私も含めて、新卒の若い社員まで「腰が痛い」「膝が痛い」
などの言葉を頻繁に発する。本当に多いのだ。
面白いことに先輩たちからは、ほとんど出ない。
数年前に前述の左官屋さんを前に「腰痛が・・・」と言ったところ
「おまえらはソーセージだのハンバーグだの
      そんなもんばかり食ってるからだ!」と一蹴。
それも一理あり。
でもなんといっても体力よりももっと大事な
「気力」の差が大きいのは間違いない。先輩方に敬意。