やっと気付いたこと

昨日、練馬の新築工事現場着工。
今年4月入社の新人を、この現場で育てたい。
お客様に迷惑のかからぬ範囲で、
彼に任せられることを担ってもらう。
現場監督としてのマニュアルを･･･
と、いつも考えながらまだ出来ていない。
結局は現場で学ぶしかないのはもちろんだが
経験のない彼にとって「毎日がサプライズ」は
結構疲れる事のようだ。
彼が入社した時に、私が伝えたことは
現場での日々の心がけ３点のみ。
「笑顔で挨拶をすること」
　良い人間関係をつくる基本。
「メモを取ること」
　どんな小さな気付でも、言われた事でも書き残す。
「現場の掃除をすること」
　何をしたら？･･･という時はとにかく掃除を。
　いろんなことが見えてくるから。
私も現場に出て20年を超えるが、
この３点は自分自身でも大事に守り続けている。
彼も素直に実行しているようだ。
着実にその効果が出ていると
感じる場面多々あり。
私たちの仕事は全く同じ場面はない。
その場その場で全ての出来事が
学びであり、今後の蓄積となる。
真剣に取り組んでいると
ある時ふっと、その場面が頭に浮かび
解決の糸口となる。
自分でとっとと段取りしてしまった方が
どんなに気楽か知れない。
だが、あえてチャレンジさせ育てることを
しなければ、彼の成長もなければ
私の成長もない。
ようやくそんな考え方をもてる所に来た。
この歳まで、この立場になるまでそれに
気付かないとは･･･。まだ間に合う！
半年後にはこの現場を終え
一回り大きくなった新人君の姿が楽しみだ。
もちろん私自信の姿も楽しみにしている。