いつもごひいきいただいている素敵なご夫婦から
木造住宅の車庫部分を改造する工事のご依頼をいただいた。
借りている事務所から、ご自宅へと仕事場を移転することになり
駐車場にシャッターを取付けて荷物を収納し、
執務はご自宅内でとの予定。
室内にはあつらえの家具でカウンターデスクを造る。
打ち合わせをすませ、見積り・手配の準備をしていたが
翌日奥様よりお電話が入り、室内の工事は延期して
シャッター取り付けだけに・・・との連絡。
ご主人が体を患っておられて急遽入院になってしまい、
方針を変えざるを得ない状況になったが、
借りている事務所を返すのは決まっているので
荷物の収納だけはできるようにする、との主旨だった。
そのような不安定な状況下で、工事をするのはいかがなものか?
気苦労も含めお忙しいことになろうし、金銭的な負担も大きくなる。
「もし、私がその立場であったら、こうしくれたらありがたい」
という観点で、当社にできることを考えた。
当社の資材倉庫に空きスペースがあり、荷物をお預りするくらいはできる。
早速ご提案申し上げると、
「このような時にありがたい言葉・・・」と達筆なお手紙で感謝の気持ちをいただいた。
もちろん、何時でもお役に立ちたいという気持ちでいるが
困った時こそお役に立ちたい。
私も困った時に、いろいろな方に助けていただいた覚えがあるから。