このところ有り難いことに、地元での工事が増えつつある。
現在、徒歩3分以内の範囲で3件の仕事が動いている。
RC7階建ての外装改修、RC4階部分の住宅リフォーム、RC1階部分の倉庫改修。
盆休み明けにはもう一件、足場がかかることになる。
オーナーはすべて生まれから地元の方。
当然私よりも先に創業者の父の方がつながりがあった訳だが、
この度の仕事は、私に対してのご信頼をいただいたことで生まれている。
もちろん父が築いてくれた社歴50年のもとに今がある訳で、
「私の力で」などとうぬぼれるつもりは毛頭ない。
以前から会社周辺での仕事が少ないと思っていた。
小さな工事もおざなりにしてきたつもりはないが、
近所の方から見ると、中途半端に敷居が高い会社になっていたのかもしれない。
父はがむしゃらに働いていたから、近寄りがたい存在だったのかもしれないが、
そこにだらしがない息子が現れたことで、近寄りやすくなったのだろうか。(笑)
いずれにせよ「地元」での仕事依頼に変化が生じていることは間違いないし、
会社の存在自体もその変化に追随する必要性を感じる。
冒頭に書いた近所の3件は、すべて当社の建築物件ではない。
いずれの施工会社も、古くから地元にあった会社であるが今はもうない。
以前はこの地域にも建設会社・工務店が多数あったのだが、
私が知るだけでも、バブル期からさかのぼって数年の間に4社は消えた。
リフォーム専門店なども含めると数えきれない。
そのなか当社は、お客様・協力業者・社員それぞれに恵まれて、
幸いにも生き残らせていただいている。
今こそ地元の皆様にお役にたちたいと思う。
「信頼」のもといただく仕事に恥ずかしいことはできない。
良い仕事を上げるべく、精神も技術も研ぎ澄ましていないと足元をすくわれる。
やりがいも大きいがプレッシャーも大きい。
よし。地元で一番の「建築に関する相談相手・建物を共に守るパートナー」 になる。