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任せるよ。

午前中はK監督の管理している改修の現場へ。
RCオフィスビルで、地下一階と一階をつなぐ階段工事中。
コンクリートのスラブを開口して、鉄骨の螺旋階段を取り付けるのだが、
スラブ開口は騒音がテナントに迷惑ということで真夜中の作業、
(副都心のオフィス街で真夜中は騒音オッケー…)
螺旋階段は工場で組み立ててきては搬入できず、
現場を工場にして組立設置するしかないという状況で、
わずか一基の階段工事ではあるがそう簡単ではない。
前回見に行った時はまだ階段の形すらなかったが、
今日はほとんど組み立てを終えていて、なんともド迫力の姿。
直径は2メートルを超え、高さは4メートル超。
K君も満足げである。
「螺旋状の手摺パイプを、手摺子の穴の中へ回転させながら通したんですけど、
見事に正確に通り抜けていくんで感動しました!」
図面のチェックや現場の墨出しで相当頭を悩ました分、喜びもひとしおのようだ。
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現在横たわっているが、明日吊りあげて建て込みに至る。
感動のひと時となるだろう。
この仕事はK君にとって、とても貴重で大きな経験。
今回はいろいろな場面で「任せるよ。」と言った。
もちろん放りぱなしではなく見てはいたが、
基本的に思い切って任せてみて良かった。
私にとっても「任せる」という、とても貴重な経験となった。