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今日は何の日?

今日は雨漏りの下調べ2件。
先ずは築40年程の10階建てビルディングの外壁。
ヒアリングをするなか、私の意見を求められたので、
「鉄筋コンクリート造の建物は・・・」と、
いろいろ考えられる雨漏り原因について話をしたのだが、
同行された不動産会社の方が「鉄骨造ですけど。」と。
そう言われても納得できないほど、内外ともに鉄筋コンクリート造に見える。
また「壁はブロック積みです。」と。
10階建てである。
失礼ながら、その点については更に「まさかー」と思いながら、
天井点検口を見つけて覗き込んだ。
事実だった・・・。
鉄骨本体は見えないが、ラスを張ってモルタルを塗っている。
そして「まさかー」のブロック積み外壁。
初めて出会った構造であった。
先入観で思い込みをしてしまったことを深くお詫びし、
方向性を換えてお話をさせていただいたが、
プロとして最も大切な基本を忘れ、恥ずかしい限り。
前にも似たような過ちをし、深く反省したのだが、
規模や仕上げが違っただけで、同じ過ちを繰り返してしまった。
先入観を捨てよ。
今一度しっかりと肝に銘じる。
初心に帰ってもう一件。
ここは再現調なので、構造などについては前回確認済。
しかし再度じーっくり確認・・・間違いなく鉄骨造ALC3階建てだ。
だいぶ以前に、原因と思われる部位について修理の見積りを出していたが、
見送りになっていた。
どういう事情かはわからないが、私が「雨漏り原因」としていた部位には、
シーリングがコッテリ施されていた。
でも肝心なところが全くダメで、少なくともあと10ポイントはやるべきことがある。
もちろんそれでも止まるかはわからない。
雨漏り被害を受けておられる3階の方が、
「何度も防水屋さんが来ても止まらない」とのこと。
正直なところ、オーナー様の判断でその防水屋さんに依頼したのだから、
オーナー様とその防水屋さんで「覚悟を決めて」最後までやるべきと思う。
決してよそに頼んだからイヤだとか、意地悪するつもりもない。(笑)
だが、やることは当社でも一緒。
自分が原因と仮定したところに集中して、
あと必要なのは、雨漏りが止まるまでやる!という覚悟だけだ。
先入観を捨てる。
覚悟を決める。
うーん。今日は初心に帰る日だったのだ。
皆様ありがとうございます!