一味かえて。

どこを向いても不況の話ばかりだが、
町内も大変なテナント不況。
先日１階の内装工事をさせていただいたＮビルも、
もう一か月近く空室のまま。
どこも数か月・半年空きはあたりまえのようだ。
地元の不動産業者さんも、いろいろと努力をされているが、
「いかんともしがたい状況」で苦戦中。
「大幅な値下げ以外、手立てはない。」とのこと。
だが、みなさん既に値下げされているし、
これ以上やれば取り返しのつかないことになりかねない。
法外に安くすれば、いろんな意味でどんどんすさんでしまうだろう。
お客さまにとっては、工事そのものが目的ではないので、
それによってテナントさんが入るまでは満足が得られない。
工事をいただいた当方としても、
何とか少しでもお手伝いができればと考えていた。
そこで「もし私が空き室を探していたら、こんなことして欲しい。」
と思うことを紙面にして、オーナーと不動産屋さんの許可を得て、
掲示させていただいた。
ただの「テナント募集」ひとことの貼り紙とは一味違う。
これによって何か当たりがあってくれれば良いが、そう簡単にはいかないか。
その掲示物を貼ろうと訪ねると、
「早速貼ったもの見てくれて連絡があったみたい！」とお喜びの声。
「いえ。これから貼るんです・・・。気持が通じたんですかね。」
ご主人・奥様とともに大笑いでしたが、
なんだか光明が見えたような気がしたのは私だけ？（笑）
早くテナントさんが入りますように。