『カナエール夢スピーチコンテスト東京』に、家内と二人で行ってきました。
児童養護施設からの、専門学校や大学に進学できるように、「資金」と「意欲」の両面から応援する、奨学金支援プログラム。その「意欲」の側面から、自分の夢を語るコンテストです。コンテストといっても、それによって支援の可否を決めるといったものではありません。このコンテストに至るまでに、自身の夢について考え、悩み、決意する過程を経て、その熱い思いを伝える場です。
フェイスブックの友人の投稿で、この支援プログラムを知りました。そしてすぐに『奨学金継続支援サポート』の申し込みをしました。月に2千円の支援を四年間続けます。その2千円が、月に3万円の奨学金の一部となります。児童養護施設を出て進学をするためには、生活費と学費を稼がなければなりません。そのため、せっかく進学しても、朝から夜中まで働くことになり、学ぶことも夢に突き進むこともあきらめなければならない現状で、中退してしまう確率が高いそうです。同じ世代の子供を持つ親として、少しでも社会のお役に立てればという思いの、小さな支援です。
奨学金3万円の意義は、ホームページにこう記されています。
『月々の奨学金3万円は、アルバイト37.5時間分に相当します(時給800円の場合)。これは、睡眠、勉強、友達との時間を削ってアルバイトに励む奨学生への時間のプレゼント。“時間のゆとり”は“心のゆとり”として、卒業までの生活を意欲面でも支えます。』
コンテストでは10名の子供たちが夢を語り、たくさんの感動と刺激をいただきました。
みなさんが育ってきた環境のこと、今の熱い思い、そして将来こうなりたい!という決意。この子供たちの夢がかないますように・・・と願うと同時に、思わず「俺の夢ってなんだっけ?何がしたい?あの年齢の時、どんな思いがあった?これからの人生をどう考えてる?」と自分に問いかけるお土産までいただきました。
このブログを書き終えたら、「資金」と「意欲」の両面から答えを整理しようと思います(笑)。