地元新宿のビルオーナー様と、建物のトラブルについて立ち話。
『これってもしかして、建物の火災保険などの加入条件によっては賄えるかも…』と、お伝えしたところ
『ウチ、保険?入っているかしら??』とのこと。
調べていただいたところ、何も加入されていませんでした。
ビル経営に関わることは、すべてご主人が担われていて、先立たれたことで知らずにそのままになっていたようです。
当社がお世話になっている保険会社担当者に尋ねると、意外とそのような事例は多く、いざという時にあたふたするそうです。
お客様に早速内容について説明し、加入のお勧めをしました。(当社は代理店ではありませんが。)
保険の種類にもよりますが、設備配管老朽化による漏水や、強風で割れたドアガラスなど、気付かずに払っていた修理費も、本来は保険で降りることもあります。
先日こんな事例がありました。
貸室の事務所の排水管から漏水し、下階の天井や床を濡らしてしまいました。
保険加入についてお訪ねしたところ、『建物竣工から30年以上、ずーっと払っているよ!』
単純に計算しても、現在まで数百万の掛け金を支払って、全く適用を受けたことがないとのこと。
今回濡れてしまった部位の補修工事は20万円程度。
過去の経験から、老朽化した配管による水漏れの場合、老朽配管の修理費は出ないが、それによって出た損害については保険が適用できる・・・と言うのが私の基礎知識でしたので、そのように申請されることをお勧めしました。
ところが・・・結果認められず、一切保険金を受けることができませんでした。
『そういう内容は入っていません。』って・・・火事で全焼でもならないとでない??
この20万がここで出ないんじゃ、どこで?という思いで一杯でした。
そんな保険をそのままかけ続けていても、本当の「掛捨て」だと思うんです。
地震保険もいろいろと話題にのぼりますが、実際のところ内容を把握されずに掛け金を支払っている方も多々おられると思います。私自身、2年前の震災の折に、初めて地震保険の仕組みや適用条件を知って愕然としたのを覚えています。
保険にお金をかけるのが大好きな日本人?
でも意外とそれをシッカリ活かせていないことが多々あるんです。そのまったく活かせない保険に、ただ掛け金を投じてしまっていることも・・・。
是非、現在加入されている保険内容を確認することを、そして日々『これって保険で出るんじゃない??』という意識を持つことをお勧めいたします。保険屋さんが率先してくれればいいのですけどね・・・。
本当です!
細かい専門的な知識がないのに、契約の時だけ親切にして、結局そのあとは音沙汰なしの、しまいには契約内容に入ってません。
とか(T ^ T)
自分自身で把握することも大切ですが、やはり限界はあります。
(契約書の文言は分かりづらいし)
なんでもかんでも、保険が効きますか?と、確認するしかないですね。
先立たれてしまったビルのオーナーさんも、水漏れしてしまったビルのオーナーさんも、これで知識が増えましたね!!!
保険加入していなかったお客様に、当社つながりの保険屋さんから提案してもらいました。私も補償内容などをチェックし、これならと思う提案でした。本日、当社においてご契約です。代理店でもないのにおせっかいですが(笑)事故が起きる前に気付いて良かったです。