植木の手入れは見ていると気持ちがいいです。
これはカイヅカイブキを刈り込んでいるところ。
だんだん頭がスッキリして、風通しがよくなって、思わず床屋に行って刈り上げしたくなりますね。(笑)
植木の職人さんが手をとめて教えてくれたことがあります。
この手入れ前の写真。
カイヅカイブキは深い緑色でモコモコしている感じですが、
右上に薄い緑色のちょっと刺々しい葉が出ていますね。
遠目に見れば「新芽が出ているのかな」程度に思っていました。
近くで良く見ると・・・
これって杉の葉みたいじゃないですか?
『手入れの時に、加減が分からず強く刈り込んだりしちゃうと、こうやって杉のような葉が生えてくるんです。それを繰り返していると、最後は全部こっちの葉に替わって、カイヅカイブキじゃなくなっちゃうんですよ。』
え~!そんなことあるのですね。恥ずかしながら知りませんでした。
帰ってからネットで調べてみると、カイヅカイブキはもともとイブキジャクシンという原種から、庭木として手入れがしやすい品種に改良されてきたものだそうです。
で、植木の職人さんが教えてくれた通り、強い刈り込みが主なる原因で、原種の葉が顔を出してきます。
これを『先祖返り』と呼ぶそうです。
お盆も近いのでそんな話が出たのかもしれません。(笑)
不思議な現象ですね。
品種改良が原因とはいえ、そんな事があるんですね。
おもしろい!!
コメントありがとうございます。
植物も生き物なんだなあと、つくづく思いますね。