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マンネリから工夫へ。

地元のマンション13階のリフォーム工事現場。
現場監督のK君が、先日の体調不良検査結果を病院に聞きに出るので、
今日は私が現場代理人です。
夕方戻ったK君から、検査結果には問題がなかったとのこと
本人にはあまり言いませんでしたが、とても気がかりな毎日でしたので、
正直ホッとしました。
この現場では、過日騒音による苦情をいただいたことで、多くの学びがありました。
工事前のご挨拶や、作業時間の厳守・清掃管理など、当然すべきことはやっていました。
騒音についても特別に大きなご迷惑がかかる「はつり」については、
事前にさらなるご挨拶もしていました。
しかしながら、その特別な「はつり」ではない時に苦情発生。
居住者の方から直接、厳しい言葉を頂戴しましたが、
そこにはたくさんの教えがありました。
こちらの通知文章では、うまく意図が伝わっていなかったこと、
騒音を与える工事者側と、受け手側の騒音に関する感覚が大きく違うこと。
普段のコミュニケーションと同じ、受け手側がどう感じるかが重要なのでした。
今までのマンション内工事においても、いつも同じ進め方をしていましたので、
おそらく相当我慢をされていた方がいたのだと思います。
そして工事側として、マンネリに陥っていたのかもしれません。
今回の苦情の後は、作業についてお知らせが受け手側にどう通じるか、
今まで以上に考えた上で配布させていただき、
騒音に関する考え方を一新して、使用工具や作業に対する認識を
職人一人一人にも伝えました。
尚且つコンクリートへの金物固定など、特別大きな騒音が発生する作業は、
一定の時間枠を設定して行うなど、受け手側の立場で「工夫」をしました。
お陰さまで、工事完了まであと一週間というところまできました。
あの時の苦情がなければ、自身のマンネリに気付かずに終えていたのでしょう。
私たちの工事姿勢、マンネリやおごりは、
結果として工事後に住まわれるお客様に、一番ご迷惑をかけることになります。
ハッキリと厳しく言って下さり、ありがとうございました。