感謝のかたち。

終日、雨漏り改修現場に張り付き。
事前調査をした時に、なんとなく見えてはいたのだが、
実際にサイディングを剥がしてみると、あり得ない納まり。
雨漏り原因とは別の問題だけど、これじゃあ下地合板も傷む。
初めてみるパターンだけど、建てた工務店さんは他にも
やっているのだと思う。たとえ悪意でなくても。
私も過去に悪意はなくても、失敗をしたこともある。
それによる雨漏りでお客様にご迷惑をかけ、
当たり前だが、必死で対処をさせていただいた現場が数件ある。
私が直接監督として見ていた現場でも、そうでない現場でもだ。
お客様には大変申し訳ない思いで一杯であるが、
そのお陰で、建物のもっとも基本的な機能である「雨をしのぐこと」を
真剣にとらえるようになった。
悪意はなく・・・だが、そこを真剣にとらえないことは、
結局お客様にとって悪い結果をもたらす。
雨漏りは、建てられた工務店さんが真剣に対処するのが当然。
だが、今回の物件は既にその工務店さんが存在しない。
どんな経緯でこのような納まりに至ったのか、
業者の善悪も含めた経緯はまったく知る由もない。
ただ目の前に起きている「雨漏り」という現象について、
水の通り道を導き出し、それらを止める・流す・切る・殺ぐ仕度を施す。
今こうして、お困りの方々に役立つ力は、
私自身がご迷惑をお掛けしたお客様の、ご理解とご協力の賜物。
本当に感謝しております。
雨漏りについて、もっともっと社会のお役にたてるよう頑張ります。
それしか感謝の意を表す手だてが見つからないもので・・・。