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驚きの連続。

今日は横浜にて現場監督でした。
雨漏りに起因する、木造住宅の白アリ被害には驚きました。
雨漏りといってもその部分については室内への浸水が見られず、
発見対処がだいぶ遅くなってしまい、被害が拡大してしまったようです。
「前は東京では2メートルから上には、白アリは登らないって言ってたんだで…」
と大工さんの言葉。
陽気も世の中も変わったせいか、そんなことはないのですね。
1階部分の柱、そして2階を受ける梁まで喰いつくされていました。
大工さんの技術に驚き、感動しました。
2階の荷重を受けたままで、梁と柱を新しいものに入れ替える訳ですから、
ちょっと考えても難しいのは歴然。
まずは室内の天井・床を一部解体、仮の柱を数か所に設置してジャッキアップ。
白蟻でボロボロになった梁を除去すると、
外から2階の室内が見えてなんだか不思議な光景です。
新規に架ける梁に、既存の梁との接合部を加工してはめ込み…ピタリ。
そして新しい柱を添えてジャッキを解除、床・天井の復旧。
お見事。これで一安心です。
経験や知識も含めて、総合的な能力がなければ、
合板でも張り込んで「補強した」という方向で終わってしまうのでしょう。
途中ガラ袋と天井点検口が必要になり、
現場近辺の建材店と材木店へ買い物に行って本日最後の驚き…。
ガラ袋については、いつもの取引店なら25枚で500円のところ1000円。
天井点検口については1350円のところ3400円!
いつも現金購入ではなく、つい無頓着に買い物してしまうことが多いので、
社内にて見直すべき点に気付きました。
現場は学びの宝庫。
社長もたまには現場に出ないとダメですね。
このところ出過ぎでダメですけど…。(笑)