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原因は我に…。

今日は朝からK君と雨漏り修理。
外壁ALC版と基礎コンクリートとの取り合いから雨水が入ってくるのですが、
お隣の外壁との隙間は約20センチで人が通れません。
でも、何とか外側に防水処置を施したくていろいろと作戦を練りました。
仲間から延長式の長柄を借用し、先端に大きな刷毛を取り付けて防水材を塗りました。
まるで動物園のカバの歯磨きのよう。
明日の散水テストの結果で成否が決まります。
実はこの建物は自社施工物件です。
雨漏りさせてしまったこと、本当に申し訳なく思います。
当然、新築の折も建物の外部に出て仕事ができないので、
ALC版を建てては手を伸ばし、版間にシーリングをなするしか手立てがありません。
ということは将来のメンテナンスは不可能なのですから、
シーリングが劣化すれば、当然雨漏りの可能性が高まります。
都内ではこのような工事が多々見られるのです。
かくして6年目に雨漏り発生。
今思えば雨仕舞に配慮して、隣の建物高さを超えた位置で水切りや樋をつけるべきでした。
もっとも当時考えなかった訳ではないのですが、足場その他諸事情があって断念。
シーリング施工と基礎廻りの防水を入念に行ってしのげれば…。
甘かったということです。
「雨掛かりなきところに雨漏りなし。」
実施していれば完璧とはいえないまでもシーリング材の劣化を遅らせるし、
壁に伝う雨が激減して、今日の雨漏りには至らなかったのではと猛省しています。
もちろんこれで雨が止まっても、雨仕舞が改善されたわけではありません。
正直さらに数年後に同じ事態が起こる可能性もあるので、改善案を検討中です。
しょうがない、で片付けてはならないことだと自覚しています。