地域密着

「地元」を考える。

午前中は隣接ビルの内装改修工事について、設計事務所のK氏と打合せ。
キッチン・トイレ・浴室が狭くて不便とのことで、改造計画を進めている。
計画にあたっては、現況の正しい寸法を把握しないことには何も始まらず、
まずは現況図面をおこす。
手描きでも悪いことはないが、当然CADの方が様々な対応が可能で便利。
私がCADの使い手ならばいいのだが、そちら方面の努力は怠っており、
いつもK氏を頼りにしている。
とても細かく寸法を抑えてくれるし、しかもメチャクチャ早い。
数時間後には図面化して下さりメールで届くのだ。
そこに私の案や、お客様のご要望を書き入れれば、すぐさま数パターンの計画が上がる。
来週早々にはご提案に至り、細かな打ち合わせに入ることができるのだから、
K氏はなんとも有り難いブレーンである。
だが流石にすべて頼りっぱなしでは少々面倒もあるので、
来週末に私だけのために、単独講習会をやってもらうことにした。
それを受けてから私なりにカリキュラムをつくらせてもらって、
今度は社員に向けてご指導いただこうと思う。
午後はもう一件地元のビルオーナー宅を訪問。
内装工事の打合せと、隣地で行われている工事についてご相談。
後者のご相談は極めて単純な話で、工事の影響で壊れたものを元通りにしてほしい、
という要望内容について、社会通念上正当と言えるものか教えてほしいとのこと。
つまりオーナーさんとしては、無理なことを押し通そうという気は全くなく、
自分が常識的と思っていることについて、第三者の建築のプロとして冷静な意見を…
ということだったので、簡単な資料にまとめて説明させていただいた。
どちらにも加担することなく、正直な話だけに徹したのでご理解いただけたようである。
夜は地元町内会の役員会に出席。
こちらでも冷静に正直な話だけをした。
くだらない噂話を耳にしたが、笑って一蹴であった。
やはりウソはどこかで見透かされるのだ。
特に地元では明確に…。