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ちょっとしたこと。

午前中は監督K君を連れて、代々木の改修現場の契約へ。
今までは現場が始まる段階で、見積りその他の資料を渡して
「はい着工」というパターンが多かった。
このところ契約前の詳細打合わせや契約の時などに、
担当となるべく者を連れていくように心がけている。
着工に持ち込むまでは私の仕事、という概念でやってきたが
事前にお客様の雰囲気や、その仕事に対する思いなどがつかめた方が
後の仕事に良い影響を与えることを実感しているからだ。
K君もその方が明らかに能動的な動き・段取りが取れる。
二人のK君がいるのだが、どちらもそうだ。
もちろんベテランのI氏においては言うに及ばない。
やはりそういったところで責任感が湧いたり、
働く喜びを感じたりするせいだろうと思う。
二人ともお客様にたいしてのマナーもばっちりだし、
何ら不安もない。
彼らは会社のために働いている訳ではないし、
ましてや社長のためでもない。(あたりまえでした・笑)
自分の喜びや幸せのために「働く」という手段をとっている。
そこでお客様と触れ合い、喜ばれる姿や声を目の当たりにするか、
ただ単にモノを造って、与えられた仕事を単なる作業として終えるのか、
どちらの手段が自分の喜びに繋がるかは明らかである。
そして、その監督の気持ちや心が現場の職人にまで伝わる。
職人の仕事が認められ喜ばれるていることも、もっと感じさせてあげたい。
だから仕事の終わりは必ず確認して、
私なりに感じた事、お客様の声などを監督にも職人にも言葉にして伝える。
「K君、ほんとに気が利く人って褒められちゃったよ。」
「大工さんのお陰で奇麗になりましたよ。あの納まり大変だったね。」
嘘でもなければ作り話でもないのだから、ちょっとした簡単なことである。
仕事の大小に関わらず、常にそういう繋がりの集団でありたい。