プロ意識で。

朝イチで代々木のマンションリフォーム現場の完成チェック。
あさって施主様と設計事務所の検査があるため、事前の社内検査を行う。
今回の造作材はナラ材でとても硬い。
信頼置く大工のＴ氏も相当気合い入れてやってくれた。
塗装屋も「これ限界です…」って言うくらい（笑）、壁の仕上げを頑張ってくれた。
建具屋には手直し・出戻りがあった。
もちろんどの業者にも悪気なくても間違いはあるわけだし、
最終的にはうまく納まった。
だが、この規模の中にしては多すぎるミス。
このままで良しという訳にはいかない。
今後のこともあるのでキッチリ言わせてもらおう。
どのパートのミスも不出来も、お客様にとっては当然当社そのものであり、
最終的責任はすべて私にあるものと思っている。
だが、その道のプロにはそれぞれの責任を果たす義務がある。
個々がそういう意識を持った集団でなければならないのだ。
午後は千駄ヶ谷の設計事務所にて、ご紹介いただいた外装改修工事の打合せ。
この方を信頼してのお客様なので、ご助言を受けながらの工事となる。
ただ言うなりではなく、こちらは施工者としての意見をキッチリと出して、
良い意味でガチンコで行こうと思う。
紹介して下さったのは設計者の方だが、その方は「お客様」ではない。
すべてはお客様のために、という思いで両者が結束するのが正しい姿だ。
そういった意味で、この設計者の方は凄い…。プロだと感じる。
現場でどんなディスカッションが生まれるか楽しみである。