まちまちではあるが、朝は誰よりも早く会社についていないとダメだ。
会社についた時に社員が先にいると、スタートからブルーになる。(笑)
住まいから会社までは有り難いことに徒歩5分。
今朝は6時前に家をでたのだが、
この時間に必ず会うのは、まず隣のビルの掃除のオジサン。
おそらく70歳を超えられていると思うが(違ったら失礼・・・)
毎朝5時半頃には掃除を始めている。
目の前が公園なので、今は落ち葉掃除に大忙し。
元気の良い「行ってらっしゃい!」の掛け声で送りだして下さる。
続いて途中でたまに会うのは、朝5時まで営業しているバーのマスター兄弟。
彼らは片付けを終えて帰るところで、疲れているはずなのだが
野太い声で「早いっすねえ!」とかなんとか声をかけてくれる。
次は米屋のオジサン。
町内会のことでもお世話になっているし、米袋をいつも大量にくれるし、
おまけにこのところお仕事まで頂戴している。
今朝はこちらからお願い事があって立ち寄らせていただいた。
町内会のおばあちゃんが亡くなられて、葬儀があるのだけれども
どうしても行くことができないもので、お香典を預かっていただくことに。
年上の大先輩に失礼ではあるが、この早朝に頼める人が他にない。(笑)
香典袋をお渡しするとすぐに、「失礼だけど、中を見ますよ。いいですか?」
とその場で袋を開けて、私にも見えるように金額をはっきり確認。
なるほど。失礼どころではない。
トラブル回避、つまり折角の仲の良い関係を守るために大切なこと。
もしもお金が入っていなかったら・・・。
実際に以前こんなことがあった。
やはり町内会の方の葬儀があって、母からの香典を預かって参列。
受付の方もみな町内会の方で、顔も知れている同士。
受付を終えて列につくと、受付手伝いの仲間が近付いてきて
「言いづらいけど中身が入っていなかったわよ・・・」と耳打ち。
受付の奥で袋を開けたのを何人も見ているのだから、確かに入ってなかったのだと思う。
その場で自分の財布から出して事なきを得たが、
戻って母に説明するも、なんだが腑に落ちない様子。
あの時預かってすぐに中を検めていれば、いろんな人に気を使わせたり、
気分を悪くさせたりしないで済んだのに・・・。
などと早朝の爽やかな空気の中で、ひとりうなづきながら歩くのであった。
うーん。やはり早起きは徳だ。
一日快調であった。