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「プロ」と言えない。

このところ「これではプロと言えない」と思うことが続いた。

 

得意先の会社の寮で、プロパンガスから都市ガスに切り替えのご依頼を受け、

給湯機などの器具取替も含めて18世帯の工事を完了した。

その中で二つ間違いが起きた。

一つ目はコンロ。

室の方向によってコンロの左が壁になる場合と、右になる場合がある。

そのためフタクチコンロのうち火力の弱い方が壁際になるよう配慮して

機器を納入している。

設置が進んであと数件となったところで、

ガス工事会社がそれを全く無視していた事が分かり、各室にお願いして再設置。

もちろん「悪意」はなかった。

 

二つ目は給湯機。

今回の給湯機は浴室内設置でシャワーと給湯栓も併用の

強制吸排気型で、共用廊下に煙突が出ているタイプのもの。

すべて設置を終えて、数件からお湯の出が悪くなったとのご連絡。

現場に確認したところ、実にいろいろな経緯があっての事だったのだが、

結果として見積で提示していた品番と違う品物が入っていた。

同価格の製品だし、「悪意」でランクを落として儲けようと思ったのではないが、

説明もなく品番が変わっていて、そのせいで機能が低いのだから、

すべて取替である。

 

いずれも何度もお客様のお宅に入り、ご迷惑を重ねる。

尚且つ経済的損失も莫大である。

 

「ガス工事業者はその道のプロだと思っていたのに・・・」

という人のせいにした気持ちがあった。

だがタイトルとした「プロと言えない」は自分への言葉。

お客様は当社を「建築のプロ」としてご信頼くださったのだ。

ガス工事会社に頼んだわけではない。

キッチリとトラブルなく、円滑に工事が進むから当社に・・・。

それを裏切ってしまったに等しい。

今は責任もって対処させていただくほか道はない。

 

まだまだ甘い。