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現場は学びの宝庫

今日は平塚で雨漏り散水調査。

先ず一部足場を掛けるので早めにと6時半に出たが、

連休明け+事故渋滞に巻き込まれて9時到着・・・。

 

早速K君と足場を掛け始めて、予定通り昼には完了。

以前に比べてK君の作業能力が格段に高まっている。

数々の現場を経験してきたことが、間違いなく生きている。

ある面新築工事に携わるよりも、こうして自ら作業段取りから実施までの

経験を重ねることの方が、昨今の仕事の体制には好ましい部分もある。

 

今回は木造建物の外壁面からの雨漏りで、下屋との取り合い付近が疑わしい。

足場を掛け終えて、散水テストの前に建物の構法や納まりについて

いろんな角度から下調べをする。

ただ闇雲に水をかけて「出ました」という以前に、

外壁材の張り方や下地の状況、屋根との取り合いなどを図に描きながら

K君と意見を出し合うのだが、ここでもK君の大きな成長を感じる。

 

前述と違って、ここでは新築工事に携わった経験が生きてくる。

ついこの間まで木造新築現場についていたこともあり、

なるほどと思わせるような発言が多々あり、頼もしい限りである。

雨漏りに限らず、内装リフォーム工事でも外装改修工事でも

新築に携わった経験を持っているか否かは、現場の出来に大きな影響を与える。

もちろん新築経験がなくても、リフォーム専門店として特化して

成功しているところも多々あるので、それはそれで凄いと思うが、

ウチの強みは現在のところ、両刀を持っていること。

うまく強みとして継続をしたいところである。

 

昼からは「雨漏り診断&修理のプロ集団」のR社長も合流し、散水テスト開始。

K君に散水テストの順序・水の掛け方など、細かなご指導をしていただいた。

やはりその辺においては我々よりも、はるかに多くの経験を積んでおられるので、

目の付け所が違うし、言われればすべて理にかなっている。

最初に水が出た時点で「原因はここだ!」と決め付けかかりそうになるが、

R社長のお陰で、別の原因も見出せた。

建物の構法や納まりなど、我々の方が知っていることに関しては

とても素直に聴き入れてくれる謙虚さにも敬服する。

 

帰りの車中で、学び多き一日を振り返る。

経験には無駄がないのだと、つくづく思う。