先週の末に夏がおわってしまった。
甲子園を目指した長男の最後の戦いは4回戦。
そのあとまだ5回勝たなければならない長丁場であったが、
半ばで道は閉ざされてしまった。
久々に見た子供の泣き顔が頭から離れない。
この体験は何物にもかえられない宝になるだろう。
もちろん甲子園には行きたかっただろうけど、ここに来るまでの道のりは
必ず人生の糧になる。
昔傷めた膝の激痛を我慢して、いつも笑顔でよくがんばった。
涙は出たけど悔いはないと思う。
夏が終わった夜にメールが入っていた。
「12年間野球をやらせてくれてありがとう。甲子園に連れていけなくて本当にゴメン・・・」
言葉にならず涙だけが出た。そして返信。
「お前のおかげでたくさんの出会いがあって、どんなに楽しくどんなに感動したことか。
こちらこそ本当にありがとう。」
初めて「放心状態」という貴重な体験もさせてもらったよ。(笑)