このところ外装工事の着工が続いている。
今日も会社のすぐそばで、近隣と入居者に着工前の挨拶文配り。
建物オーナーと玄関先で立ち話になり、
ご自身のことや近所のことで盛り上がる。
「お宅の力で建物はキレイになって若返るけど、あたしは年取るばっかり。
口と足は達者だけど、頭がボケてきて物忘れで困ったわよ!」
とても若々しく、まったくボケている気配などない。
若い時はクリーニング店を経営されていて、
そのころの忙しさやら仕事への情熱やら、いろいろと参考になるお話を下さる。
聞けば来月の誕生日で90歳・・・すっごい元気。
本当は地域をあげて誕生日をお祝いしたいくらいだ。
工事期間中は何度も訪ねて貴重なお話をいただこうと思う。
「こんな年寄りの話、バカバカしくて聞いてらんないでしょ!」
とんでもない。
聞いているだけで、この町の昔の情景が目に浮かぶようだし、
なにより私の倍も長い人生を過ごしてこられた話には重みがある。
90歳。それにしてもすごい響きだ・・・。
いつまでも粋でイナセなネエさんで、我々に町の歴史を伝えてほしい。