墨田区で建設中の、木造3階建て現場がもうすぐ完成を迎える。
監督のK君もがんばり、良い仕事を上げることができそうだ。
先ほど施主様との打ち合わせを終えてから、K君といろいろと話をした。
その中、とてもうれしい発言があった。
「昨年、雨漏り診断士の講習や試験を受けさせて頂いたおかげで、
今回の現場では様々考え指示し、自分自身もいろいろとやりました。
あの時がスタートラインだったと感じています・・・。
あの時学んでいたからこそ、今回は雨漏りに関しては自信があります!」
そう。そのとおり。
彼は、この7月に二級建築士の試験を受ける。
それとて合格はスタートラインにつくに過ぎないことを彼は知っている。
「俺だってそうだったんだよ。
一級建築士を取ってから、それを糧に自信に頑張った。」
それが『資格』の正しいあるべき姿なのだと思う。
いつしか資格取得は『目的・道具』になってしまったのでは・・・。
取って終わりじゃない。スタートラインについただけなのだ。