夜、異業種の交流会へ出席。
異業種の交流会というと、講師勉強会をやってから飲み会であったり
あるいは最初から飲み会ありきだったりすることが多いが、
この会は一味違うので参加した。
「私がビジネスを通して、どのようにお役に立てるか」
「あなたのビジネスに何か貢献できることはないか」
といったように会員相互が利他の心を持って、共に高めあおうという趣旨。
今回が発足第一回の会合で、5社だけ10分間プレゼンテーションができる
というご案内だったので、申し入れをして一番バッターでご指名いただいた。
たかが10分という短い時間ではあるが、自社のことを大勢の前でPRという機会は
なかったので、事前に原稿や配布資料の準備をシッカリとやり、当日に臨んだ。
創業50年のこと、
二代目社長として考えていること、
当社のできること、やってきたこと、
そして「雨漏り」への真剣な取組みのこと。
当社が皆さんにお役に立てること、という観点で発表。
後に参加者全員から、発表者への意見・感想などのアンケートをいただいたのだが、
「雨漏り」への取り組みについての書入れが一番多かった。
おそらくこのテーマで真剣に話す建築屋と出会ったのは、
皆さん初めてだったと思うので、新鮮味を感じたのではなかろうか。
「雨漏りは建築のプロフェッショナルが取組むべきこと」
数年前からこの思いは変わらずに持ち続けているので、自信を持って話した。
発表後の質問コーナーでは、
「ここにいる会員の方に工事の依頼を受けたら、
ズバリ何パーセントの値引きとかあるのか?」との質問があった。
即時答えた。
「一切ございません。価値ある仕事をします。」
私は「一律○パーセント引き!」などと発言することが
皆さんのお役に立つことではないし、為にならないと思ったのでそう答えた。
私にとっては思いもよらない質問ではあったが、
質問者の方にとっては、それが「お役立ち」だったのかもしれないし、
値引きに価値があるという考え方もあるのだろう。
アンケートにも両者の意向が見て取れた。
価値観はそれぞれ違って当たり前。
私は私の信念を貫くしかない。