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過渡期を迎えた社会

明日からの連休は長男の高校野球、春の県大会の準決勝と決勝の応援。

と、決めていたのだが残念ながらその以前に敗退・・・。

もう、最後の夏はそこまで来ている。

 

ウチの子はご縁あって近県の高校へと進んだ。

グランドをひとめ見て「毎日このグランドで野球がしたい」と、本人が決めた。

野球と通学の両立が難しい状況にあり、学校には寮もないので

アパート住まい(ほとんど寝るだけだが)をしながら学業と野球に打ち込んでいる。

学校が高校生として学業優先の姿勢をしっかりと貫いていて

成績が悪ければ練習させずに補習授業もあたりまえ。

 

今話題の「特待」の制度もないが、近所の食堂では特別待遇でいつも大盛り。(笑)

それに指導者の方が、たまに干からびてないか見てくださり(笑)

時にはご飯を一緒に食べてくれたり、銭湯へ連れて行ってくれたりする。

それだけでもすっごい特別待遇だと感謝してやまない。

まあ特待制度があったとしても、適用されるような運動能力でもないので

まったくその点については、蚊帳の外の話しで関係ない。(笑)

「特待」についてだけではないが、高野連の姿勢は疑問だらけだが、

この夏が終わるといろいろと、新たな流れに変わりだすかもしれない。

突然今年だけ見せしめみたいに情報開示して、

「こんなにあるとは思わなかった」って・・・。本当??

 

甲子園に出たいがために他府県の高校へ入る、

あるいはそういう選手を集めて甲子園出場を得たい学校。

このことは是非を問いだしたら、賛否両論収拾がつかなくなる。

ウチの子が進んだ学校は甲子園出場経験もないし、

今まで県外からの選手を積極的に勧誘することもしていない。

「東京のど真ん中で思いっきり野球がしたい」と思えば選択肢は限られる。

それに彼には都会が似合わない。(笑)

だから外へ出たかったのだ。

ウチの子は、特別うまいからとってくれた・・・というのでもない。

そのなか、いろいろな人のつながり・ご縁からここにたどり着き、

素晴らしい仲間ができて、彼は大きく成長をした。

お陰で私も沢山の感動や親同士の出会いをいただき、我が子に感謝している。

 

もとより間違ったことはしていないと、自信があるので正当化するつもりもないが、

たかだか15歳の子供が大好きな野球をしたいがために

親元を離れて生活・学業とともに成り立たせているのだ。

全国にもそういう子供たちがたくさんいるはずだ。

 

情報化社会になり、たくさんのことが過渡期を迎えていると思う。

これを機会にキチッとルール整備に見直しを掛けて、

誤りは正し、正しきは明確にしていくことも必要であろう。

 

ただ、大人のエゴや保身の餌食にだけはしないでほしい。