夜、異業種の同期会があり、久しぶりに会うメンバーと杯を交わす。
10人集まったが、それぞれが会社の中小企業の経営者または代表者である。
私と同じ建設業の者も2名いたが、
あとは食肉・ガソリンスタンド・不動産・繊維・弁護士など様々。
長テーブルの真ん中あたりに座り、左右の会話がすべて耳に入るので
3時間飽きることなく過ごすことができた。
それぞれが厳しい経済状況の中で頑張っている。
幸い皆明るい仲間なので、厳しい話もためになる。
繊維業の仲間は主にタオルの製造販売なのだが、
海外のパワーに押され、どんなに丁寧な製品造りをしていても
苦戦を強いられている。
ガソリンスタンドも原油高等に合わせて価格が上がるだけで
商売としては相変わらず相当厳しそう。
ただ一人だけ。忙しくて業務拡張、近々に更に広いところに移る。
弁護士。
いくら日本に訴訟が増えてきたと言っても、
それだけで満遍なくすべての弁護士が忙しくなるわけがない。
士業はその「人」の個人的な能力・人脈・得意とする分野など
勝ち負けの差が歴然と現れる業であると思う。
彼は勝ち組だ。
一方、他の3人の士・・・私も含めて一級建築士が3人。
既にそういう意味での、格差が現れてきていることを実感している。
言い方は悪いが、一級建築士も既に巷にゴロゴロしている状態。
我々のような施工関係者も、設計に携わる建築家も同様、
この中で真の価値ある士として勝ち残らなければならないし、
同時に経営者として、社業に貢献していなければならない。
この仲間とは10年以上の付き合い。
確実に歳だけは増えている。
今こそもっともっと真剣に取組まば・・・自戒の念。