一昨日工事をした、漏水現場の確認。バッチリ止まったようだ。
RC造2階部分の焼肉店から、1階のホールと店舗の天井に漏水。
コンクリートスラブ上にだいぶ水が溜まっているようで、
だんだんと被害も拡大しているところだった。
調査の段階で、厨房の床を水洗いすると漏れるという情報があったが
早い段階でそのせいではないことが判明。
漏水の拡大や増量の状態から見て、給水か給湯からと想定した。
先ずは床コンクリート内の給湯管を疑い、
器具をすべて外して圧力テストをしたが問題なし。
続いて給水管も同様に圧力テストをするも問題なし。
かといって排水管の漏れ方ではないのだが・・・。
探り続けると、業者さんが取付けた業務用浄水器からの漏水を発見。
ほんのタラタラの漏れ。
これが、長い時間をかけてコンクリートスラブの上に蔓延し、
クラックなどの弱いところを見つけては流れ出していたようだ。
幸い壁や床を壊さないで済む範囲で仕事ができた。
で、本日確認すると、あれだけ出ていた水がまったくなく
1階天井裏を覗いてもスッカリ乾ききっていた。
被害も少なく解決に至り、皆安堵である。
基本原則は「雨漏り調査」と何ら変わりがない。
一切の先入観をすてて現状把握・問診・仮説立て・観察・水は上から下へ・・・
そして何よりも大切なのは「真剣な取組み姿勢」
コレだけはいつも磨き続けているつもりだ。