墨田区で来週から木造住宅の工事が始まるので、
本日は近隣の皆様にご挨拶廻り。
施主のU様は土地探しから始められたのだが、
その中で一番のポイントが「下町情緒」であった。
人によっては煩わしいかもしれないような、ご近所づきあいも含め
いわゆる都心・山の手のようなイメージと全く逆の「情緒」を求められていた。
U様の望まれている町だ。ご挨拶をして廻って実感。
コチラから言ってもいないのに
「車が邪魔だったらどけるから声かけて・・・」
「お互い様なんだから・・・」
などなど新参者の住まい手、ヨソ者の建築屋だというのに温かいお言葉の数々。
しかし、もちろん油断禁物である。
これからの我々工事業者の行動すべてが、U様の今後の生活にまで影響を与え、
そこで私たちの評価が出る。
もしも私が施主だったら、
「良い業者さんでしたね・・・」と言われたい。
だから上辺だけではなく、真面目にご近隣に気を配り、
施主の立場になって工事を進める。
それは建築屋として「基本のき」。極めて当たり前のことである。
若き現場担当者K君も、その辺良く分かっているのでありがたい。
5ヶ月間、すべてはK君の心・行動にかかっている。
「下町情緒」を是非,良い意味で味方にしてもらいたい。