大好きな雨漏りの調査(笑)。
雨漏りの調査物件は、当たり前のことだが
「前と同じようなケース」はあるが
「前と同じもの」はひとつとして無い。
先ずもって雨漏り調査を依頼してくる方が
雨漏りの現象以上に千差万別である。
今日のご依頼者の方は、極めて冷静沈着で人柄もお優しく
私たちの行動を信頼し、話にも素直に耳を傾けてくださった。
幸いにも私が出会うご依頼者は、こういった方々が極めて多い。(自慢・笑)
深くやりがいを感じる。
さあ、雨漏りの現象はと・・・私にとって初めてのケースだ。
片流れ屋根の頂上付近からの浸水と想定されるが
梯子を使って確認するも表面的にはハッキリとわからない。
こんなにさんさんと照る太陽の下だというのに、何も見えてこない。
おそらくここだと読んではみたもののスッキリしないのだ。
室内の天井を剥がし、浸水箇所を中からあらためることにした。
片流れ勾配が大きいので、天井裏は余裕で立ち上がれるスペースがある。
当然暗いので懐中電灯をつけると、あちこちに雨が垂れた跡。
だが浸水してくるところがわからない。
今度は見づらい隙間に顔を引っ付けて、
野地板の裏に頬擦りしながら雨の入口を探す。
「光だ!」思わず胸がときめいてしまった。
先ほど外から梯子で見た時に、疑いながらもスッキリしなかった部位から
間違いなく太陽の光が注ぎ込んでいる。その右側も、左側も。
念のため同行者に梯子に登って手をかざしてもらうと、
光が陰ったり射したりするので間違いない。
「太陽さんありがとう。」
これってもしかして逆転の発想。
今までやったことないけど部位によっては夜の調査にして、
室内雨の出口から照らせば、その光が雨の入口を教えてくれるのでは。
「探求」・・・だから雨漏り調査が大好きだ。