大和市で施工していた屋根工事が終わり、
担当のK君と最後の現場確認、及び天井点検口取付。
近くに米軍基地があり、頻繁に上空をジェット機が行き交う。
外にいると対話も出来ないほどの爆音である。
話には聞いていたが実際に直下にいると、これほどヒドイとは。
天井点検口の取付は手間がかかった。
まず天井のクロス貼りボードを傷めない様に切り取るのだが、
これがなんとも、いつものようにはいかない。
やっとの思いで切り取ると、ボードの裏にナマリ板が張ってある。
その上に20ミリ程度のグラスウール。
これが国の補償で施された「防音工事」という事らしい。
天井裏を見ればあとは普通通りで、
野地板の裏が見えてその上は板金屋根仕上げ。
この天井裏工事でどれだけ効果が出ているのだろう・・・。
何しろ爆音。
部屋内からの楽器音などを漏らさない工事はやったことがある。
だが外部からの音を防ぐという目的をもった建物は一度だけ。
音の研究所であるコチラ。
ここは割と閑静な住宅街であったので、
近くのマンション工事現場の騒音くらいしか気にかからなかった。
それでも大和の住宅よりも、もっと防音効果の高い仕事をしていたが
あのジェット機が上を飛んだらやはり無音にはならないだろう。
米軍基地のことがニュースに出ても、他人事として見ていた。
もしも基地近辺のエリアを中心に仕事をしていたら、
新築工事で求められるモノの優先順位も違うかもしれない。