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何でもできること

新宿の内装現場でコンクリートスラブ埋設管から漏水。
まず周囲のコンクリートを壊し
配管を露出しなければならない。
若手監督のK君が未経験ゾーンなので
指導方々作業となったわけだ。
全て設備業者に依頼してしまえばそれまでだが
漏水原因の究明とともに
配管前の準備段階くらいはこちらでできる。
監督は頭を使って職方を束ね
工事の完遂をすることが仕事。
そのなか作業をしてしまうことが
正しいとは言い切れない部分があるが、
基本的に「何でもできる」のは良い事と思う。
もちろん専門職にゆだねるのは間違いではない。
だが、ウチのように小さな工事の比率が高ければ
「これ監督の仕事かよ」と負の思いを持つより
むしろ「何でもできる」ことを魅力・自信とすべきと思う。
だからこそ職方に対して的確な指示ができて
監督としての立場も堅持できるのだと思う。
私が「コレくらい自分でやっちゃえよ」という時は
そういう思いに基いていることで、
決して職人扱いしているわけではない。
今日K君がハンマーとノミを持ち、
配管に注意しながら、漏水原因を意識しながら
コンクリートを自分の力で壊した。
そこから学び得たものがいくつもあった…と思う。(笑)
という私もひとつ発見があった。
売りが特化仕切れてないようだが、
逆にウチみたいな小さな建築屋は
自信持って「何でもできる」のが売りなのだ。
その力は地道な努力によって今後も高められる。