舵をとる

Ｋ君と来週始まるリフォーム工事の現場調査。
水周りを中心とした工事。
在来工法の浴室も
浴槽・タイルなどすべて取り替える。
タイルの割付や器具の配置などのために
既存の寸法を詳細にとる必要がある。
私の説明を受けながらの採寸だが、
「在来工法だから…」との話に
どうも腑に落ちない表情を見せる。
事務所に戻って図面を描く話をしても
なんだか噛み合わない。
聞いてなるほど。
入社して４年になるがユニットバス以外の
浴室に始めて携わるとの事。
自分の住まいもユニットバスとあらば
わからないのも仕方がない。
今回しっかり学ぶことができる。
だからといって失敗は許されないので
任せながらのフォローをしよう。
とかいって私も久しぶりの在来工法なので
気を入れていかねば。
その後は四谷若葉町の雨漏り修理現場へ。
こちらは２年目の、もう一人のＫ君。
業者に頼むほどの内容でもないし
手もあいていたので彼に施工を任せた。
うまい。
こんなに綺麗なら雨は止まる。
帰り道、自転車をこぎながらつくづく思う。
本当に良い社員に恵まれた。
この体制なら絶対にうまくいく。
あとは走るも止まるも、沈むのも
船長さん次第だ。
多少は波風あったほうが良く走る。
逆らわずうまく利用しよう。
大丈夫。
こう見えても少しヨットに乗っていたのだ。
あ、でも舵をとらないクルー専門だったけど。（笑）