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教訓

新宿で創業70年の茶道具店の
ギャラリーで天井修理工事。
休業の中とはいえ、たくさんの陶器や
ガラスの器が並んでいるので歩くだけでも気を使う。
高価な品物ばかりあるのだが、
有難いことにご信頼いただいて鍵を預かり、
お客様立会いなしの作業。
それだけに気を使う。
職人も信頼置けるものしかいれない。
ギャラリーに入って照明スイッチをさがすが
なかなか見つからなかった。
「なるほど。作品の目線に入らぬようこんなところに・・・」
通常スイッチの高さは胸位の高さだが
ここは膝くらいの高さになっていて目立たない。
使い勝手は別としても
住宅でこのようにしても面白い室もあろう。
勉強になった。
また、室内建具や壁面の仕上げなどにも
それなりの工夫がなされていて
なるほどの連発だ。
設計者のセンスであろう。
スイッチはこの高さが当たり前
コンセントはこの高さ・・・と
通常が染み付いていると
応用が利かなくなる。
「頭を柔軟に」の教訓だ。