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改修工事の意味

朝6時に出発。群馬の現場へ。
今日から約2週間、大工さんは泊り込みだ。
床のカーペットをすべて剥がして
フローリングに張り替える工事なので、先ずは家具移動。
幸い今回手をつけない部屋があるのでそこに押し込む。
1Fは木製の床下地だが、2Fはコンクリートスラブに
カーペット直貼りになっている。
今回も直にフローリングを貼る。
厚手のカーペットが敷いてあるので
下地のコンクリートの状態が心配だったが
案の定荒い下地だった。
表面的には一応金鏝押さえでツルっとはしているが
何しろ陸がわるい。(水平でないの意)
8帖間の中で高低差がなんと25ミリもある・・・。
このままフローリングを直に貼れば
TVで見る「ビーダマが勢い良く転がる家」になってしまう。
いくらか補修を見積もっていたが
とてもここまでは想定できなかった。
今日は12帖の部屋のカーペットを剥がすのだが同様か。
先ずは下地調整で4日はかかるだろう。
カーペット下地だからといって
流石にこの床勾配は本来許してはならないところだ。
もちろんカーペットのままなら
誰も気付かずに何事もないまま過ぎるだろう。
事実、建築後22年になる今までがそうだったのだ。
その時々の事情も知らずに
施工者の悪口を言うつもりは全くない。
だが、目の前の事実はお客様に伝えなければならない。
このことを隠してビーダマの転がる家にしたら
その業者は最低だ。
更には、そのことに気付かず(確認もせず)
ただ床を貼り替えることだけをしたら
悪意がなくても全く無能な業者といえよう。
改修工事、リフォーム工事は
現状より良くならなければ意味がない。
見た目の美しさだけでなく。