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家を造るということ

昨日も昼間はあちこちと飛び回り。
こまごま5件。
それぞれ工程表を作ってあるが
頭の中では結構混乱してしまい
社員への指示や、職方の手配で
段取りをミスしてしまったとこあり…
反省反省。
夜は8時から新築工事を計画されているご夫婦と面談。
木造2階建て住宅の施工者をお探しになっている
ということで取引先からご紹介いただいた。
お若いが家造りに真剣に取組んでおられる。
もっともデパートの買い物感覚で「家を買おう」
ではなく「注文住宅を建てよう」
ということになれば、
設計者や施工者がプロとしての覚悟をもって
取組むことはもとより、
進行に伴い施主ご自身の勉強や努力も
必要となってくる。
出会った設計者や施工者を信頼して
お任せをすることは無論大切なことだが
共に三位一体で創り上げていく過程には
施主様も含めてそれぞれが自己責任をもって
取組まないとうまくいかない。
もちろん素人である施主様が
発言・選択されたことにすべて責任を負う
ということではなく、
設計・施工が進んでいく過程で
ご意向を述べ、説明を理解し、ご納得し
自身も含めた合意であるという認識が必要となる。
面倒なことかもしれないが
ほぼ一生に一度の家造りという大事業を
満足という形で納めるためにはこのプロセスは
欠かせない。
そんなことはまったく無用
何もこだわり無し
とにかく○円で作ってくれれば良い
という方ならば、
それはそれで建売やパッケージ販売的な
家を求められればよいだろうし、
間違いではない。
要は自身が求めているレベルによって
相応のリスクや自己責任が伴うこと。
それを理解していれば
どんな過程も夢に希望につながる楽しみ
として受け入れられると思う。
家造りを辛く嫌な思い出にだけはしてはならない。
一建築屋として心より願うことである。


私がこれから戸建ての家を作るかは分かりませんが、若い時にこんな家が有ったら建設業者と一緒に家が作れて良いなと思った事が有ります。
それは1年目・3年目・5年目・・・・という様に最初からある程度予測して設計し、家族と供に育って行く家です。そうする事で長ーいお付き合いも出来るし、人間で言う所の主治医・ホームドクターみたいなものです。家を創る時は安心も買いたいですから。