カテゴリ未分類

学びは生かしてなんぼだ。

昨日はこまごまと。
午前中は練馬新築現場の引渡し。
お客様と設計者と各室内を見廻る。
出来上がりにとてもお喜びいただき満足。
午後一で渋谷のお宅に現場調査。
隣の台所から噴出す排気で
外壁が油だらけ…。ステンレス防護壁考案。
と、同時に屋根の点検。(こちらがメイン)
信頼おく板金屋のオヤジと屋根に上がり
いろいろ習いながら調査。
彼が施工した屋根だ。
ステンレスを張っている陸屋根。
「同じ納まりの継目なのに、
 こっちはもう一重カバーステンレス?
 なんで?」
「両方同じつくり方だけど
 こっちが長手で伸縮が大きいだろ。
 そうするとこっちの立ち上がりの継ぎ手が
 引っ張られる可能性がある。
 もしもそうなって口が開いてしまったら
 当然雨が漏る。
 想定されることには二重にも三重にも
 手を入れておかなきゃ駄目なんだ。」
故障しても安全な設計。
どんなに念入りに検討された納まりでも
100%安全と考えるのは楽観的過ぎる。
システムの信頼性を向上させる為に
他のサブシステムを複数準備する…
雨仕舞いの本に書いてあった通りだ。
流石雨漏り発見の師匠。尊敬。
そのあと品川の得意先へ。
鉄骨階段手摺につけた目隠し壁が
最近の強風で危険な状態に。
事前に調査してあったので
金物を用意して固定。
なかなかうまくいったので帰ろう…
「待てよ…もしもこっちが更に錆びて
 このビスが抜けたら、あぶないな。
 こっち方向も念のため止めておこう。
 こことここもビスを打っておけば
 力関係からみても安心だな。」
また道具を引っ張り出して、
手を加えた。
これぞ「仕舞い」だな。