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笑顔と経験

朝7時前から現場作業。
過日の焼き物煙が充満してしまう
テナントビルの処置だ。
初期の情報から煙の発生まで
自分なりのフローチャートができたので
その原因を仮定して対処。
おそらく間違いない・・・と自信持っての作業。
作業は8時過ぎに終わった。
開店準備で煙が発生する時間は10時半。
とりあえず現場をあとにして病院へ。
昨年の10月にいためた膝がまだ治らず、
今一度検査に行ってきた。
11時に現場に戻り、煙の状況を確認した。
やはり、間違いなかったようで
地下も6階もまったく煙が溜まっている様子はない。
達成感。
ただ残念なのは皆さん煙の被害者といった
感じなので「原因は何だったのよ?」と
問われることはあっても
喜びのお言葉はいただくことができなかった。
それは致し方ないことだと思う。
私はなぜ建築という仕事が好きか。
「人の為になり 人の役に立ち そして喜んでいただける」
からである。
その観点からすると、喜びを感じない
今回の仕事はやりがいがなかったことになる?
いや、建築が好きなことにもうひとつ理由がある。
「経験・勘が必要な仕事」だからである。
経験を重ねれば重ねるだけ
勉強すればするだけ
成長できる。終わりがないのだ。
その中で感性が磨かれ勘も培われる。
この二つの理由があるから、
どんな仕事でも私にとって重要なのだ。
今回は喜びの声や笑顔を感じることはできなかった。
だが、大切な経験となった。
必ず将来生きてくる。


こういう問題解決型の仕事って、確かにあまり儲からないけど、「仮説・実行・検証」の能力が問われるのでダイレクトに自分自身のレベルアップにつながりますよね。解決した時の「してやったり感」(笑)は最高です。