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区切り

28日は仕事納め。
3箇所の新築現場は
それぞれ切りの良いところで納められる。
RC3F建ては最終回コンクリート打設を終えて養生。
RC2F建ては土間の埋設配管を終えて、砕石敷きまで。
木造住宅は建て方を済ませ、屋根の野地葺きまで。
お陰さまで大きな事故もなく、
ゆく年に感謝し、くる年を明るく迎える。
今日は施主のいる現場は最後の挨拶をし、
各現場に正月の玉飾りを吊ってくる。
年代わりは最大の区切り。
うれしいことに
私の中で一番気がかりだった工事に
昨日区切りが付いた。
ブログにも何度か書いた雨漏りの修理だ。
17年前の平成元年に完成したRC5Fの住宅。
大変恥ずかしい話だが、完成後数年で雨漏り発生。
外壁面、特に地下室の壁は最悪の状況。
もちろんここまでくる中、
様々な手立てを加えてきたが
解決に結びつかなかった。
お客様は辛抱くださっていた。
おそらく相当ご不満はあったであろう。
雨が降るたびの苛立ちは計り知れない。
今年の初めにふとしたきっかけで
原因と思われることを発見。
「中途半端な修理で逃げない。
 徹底的に究明・修理をして内装も含めて
 全てを当社負担で解決する。」
という覚悟をした時である。
だからこそ真剣になって原因が見えたと思う。
それからお客様の在宅都合を伺いながら
既存内装の解体撤去、防水、断熱、電気関連
そして内装仕上げと、当初の設計概要を
上回る内容で工事を終えた。
更にこちらも、ここをもっと・・・というように。
雨は止まった。
地下室の湿気も激減した。
内装もきれいになった。
今後は心配なさそうだが
経過は見守るつもりだ。
お客様も本当によく耐えてくださった。
感謝。
昨日そのお客様から小包が届いた。
高級な食材とシャンパンが入っていた。
のしがみには「御礼」の書入れ。
御礼などとんでもない・・・
長年ご迷惑をかけ続けたこちらが
お詫びと御礼を申し上げるところなのに。
即電話をし「頂くわけにはいかない・・・」と。
「いや本当に良くやってくれた。ありがとう。
 それは年代わりの挨拶、
 年賀状みたいなものだから。気にしないで。」
携帯電話を持ったまま、頭が上がらなかった。
大きな一区切りがついて、
これを機に新たなお付き合いのステージが始まる。


これで心おきなく堂々と胸を張って新事業に取り組めますね。やっぱりごむぞーりさんは最初の蕎麦屋さんで感じた印象の通り「やり遂げる男」でした。私のほうが子分にして貰いたいです。じゃ、間をとって同志ってコトで。(って勝手に決めるなよ!笑)