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優しさ

昨日は担当現場の最終回コンクリート打設。
着工時の目標通り、年末に終えることが出来た。
あの型枠大工さんのお陰だと思う。
仕事中とても厳しく、
連れの職人への言葉もきつい。
私も数回食って掛かられた。
もちろんこちらに落ち度があって。
そのかわり自分にも厳しく、
言った事は絶対にやるし
期日は絶対に守る。
現場の中もいつも驚くほど
作業前後の清掃が行き届いて美しい。
仕事に対する姿勢が素晴らしいのだ。
もちろん工程の管理に欠かせない
天候などの要因も助けてくれた。
だが、それすら厳しい姿勢の賜物ではないかと思う。
厳しさだけではない。
こちらが真剣に取り組んで
彼の目にかなう仕事をすると
とても優しい目で語りかけてくれる。
コンクリート打設の間は
自分の作った型枠に異常がおきていないか
コンクリートが入った後の狂いが生じていないか
などのチェックをしている。
またコンクリートがキッチリ廻っているかまで
厳しい目で耳で確かめてくれている。
これですべての型枠工事が終わるので
お別れになる。
打設が完了すると、大工さんの方から近づいてきた。
自然とお互いにヘルメットを取り、
笑顔で挨拶を交わした。
当然私からは感謝の言葉を伝えた。
最後の笑顔は本当に優しかった。
彼のように自分に対しての厳しさを併せ持つ、
真の優しい人になりたい。
今の私は優しさと甘さを取り違えているかもしれない。


>優しさと甘さを取り違えている
私もそんな傾向があります。気をつけます。