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色メガネ

昨日の日曜日は、町内日帰り旅行に幹事として同行。
参加者は32名。
幹事団以外は皆60歳以上で、そのうちご婦人が22名。
「町内会旅行の成否はご婦人が喜ぶかどうか」に
かかっている。それだけがうまくいけば成功。
今回の企画はちょっと心配していた。
千葉に行って友好関係の町で古代米の稲刈り体験、
(地域の子供たちの事業に便乗参加)
そこで古代米のおにぎりや豚汁をいただく。
その後健康ランド的なところで湯に浸かって帰る。
果たして喜んでくれるのだろうか。
私にしてみれば何か物足りないような感じだ。
きっと満足してもらえない…そんな観念のメガネ。
結果はまったく逆であった。
稲刈りする田んぼまでの、なんでもない道のりでも
「あら、この花何かしら?」
「まあ空気のおいしいこと!」
などと口々に喜びの声。
(男性陣はなんだか無口…やはり女性の感性の勝ち?)
稲刈りも10名分長靴を用意してもらったが
誰も入ってくれないのでは…そんな観念のメガネ。
とんでもない。
すぐに10名田んぼに入り、歓声の中大活躍!
(これも男性陣は口ばっかりで入らない…)
その後のおにぎり・豚汁もシートに座って
和気藹々と地元の方とも良いムードだ。
白髪のおばあちゃんが
「本当に楽しかった。寿命が延びたようよ。」
与えられた環境の中で、楽しむのかつまらないのか
その中で主人公になるのか脇役で行くのか
すべて本人の気持ち次第。
おばあちゃんたちは
小さな花にも感動し、
おにぎりも感謝一杯に頂いて、
古代米のおにぎりなんて珍しいって
お孫さんに持って帰るって包んだり。
自分の定規でしか物を見れない。
勝手に決めた色のメガネで物を見る。
そんな自分を大いに反省することになった。
お陰で今日はすっかりメガネを外して
現場に行っても
勉強会に参加しても
物が良く見えていた。