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感謝すること

いつも「感謝」の心を大切にしている。
だが、時折悪気はなくても見失うことがある。
それは得てして身近な方に対して。
創業50年。
この年月を重ねるには
その時々どれだけ社員の皆さんの尽力を頂いたことか。
父が創業し、母と二人三脚。
そして私がいて、妹も携わる。
そういう環境において
時折社員を不甲斐なく思ったり
不満ばかりを連ねたり。
会社は誰のものか。
誰のお陰で存在するのか。
もちろん私たち身内も
皆に働かせ遊んでいるようなことはない。
だが、ふと「我が物顔」になってはいないか。
先日、腹を割って話が出来る方と食事をした。
彼も最近社長になった。
創業60年の会社である。
だが私と決定的に違うのは、
彼は婿で入社し大変な苦労を重ねて
現在の地位に至っている。
同族ではあるが、外部の者としての
冷静な目を持ち合わせている。
私が今後やって行きたい事について話をすると
「それって自分がやってみたい…
 というだけの視点から入っているのですか?
 私は自分がやってみたいと思うことが
 先ず社員のためにもなるのか…
 という視点から入ります。
 臆病なんですよ。
 これで彼らを路頭に迷わすようなことに
 ならないかって、いつも考えています。
 彼らなくして商売はありえません。
 感謝しています。」
もちろん私も同様の思いはあるが
本当の意味で社員に感謝していたか。
一歩踏み出そうとする今のタイミングで
大切な話を聴くことができた。
今私がやりたいことは
  お客様のために
  社員のために
  社会のために
必要であることを再認識する。
昨日テルテル坊主を吊るした。
お陰さまで天気は回復。
即外して捨てるのでは…と思い
針金とティッシュで頭の上に白い輪と
背中に白い紙製の羽を付けた。
しばらくそのままで。
「天気を回復させたご褒美に
 天使に昇格することができました。
        めでたしめでたし。おしまい」
頼むだけ頼んで、ありがとうを忘れるところだった。