使命

昨日午前中は木造耐震診断のセミナーに出席。
無料ということで半分は診断・補強ソフトのデモ。
国土交通省の発表では
昭和56年（新耐震基準法施工）以前築の
木造住宅は2100万戸あり
そのうち耐震性が不十分な住宅は1000万戸。
やはり昨今の地震多発により
いろいろな業者が走り回っているのは間違いない。
つい先日も新聞の折込チラシが入っていた。
パキスタンで地震が起きてすぐだ。
「今回は○○区が調査対象です」
とパッと見では公的事業の一環のように
間違えやすい標記がされている。
事実、私の父が建築関係者であるにも関わらず
勘違いしていたようだ。
いつ起こるか分からない、されど必ず起こるという
地震に対する恐怖に付けこんだ悪徳業者もはびこる。
霊感商法みたいなものだ。
一歩でも家の中を見せれば
タダでは終わらない。
基本的にこちらから呼んでもいないのに
来る連中は売込以外の何者でもないのだが
そのことを認識できない弱者・善人を狙うなど
とんでもない奴等がいるものだ。
昨日のセミナーでは
そういう悪徳業者のはびこる反面
良い業者さんには大きなマーケットになる
との説明だった。
耐震診断から内部のリフォームまで
仕事が拡大した例など交えて。
当社は求められれば出来る
体勢を整えておく…にとどめとおこう。
人の命を守る・悪徳業者の罠から救う
という救済の観点では大切な仕事とは思う。
が、ある程度現場調査の知識があって
コンピューターがいじれれば
出来るので任せられる人は世に沢山いるだろう。
救済の観点では一緒だが
私じゃなければダメな仕事。
優れたコンピューターでも解析できない仕事。
そんな「雨漏り」に真剣に取り組むことが私の使命だ。