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水の道

朝一に練馬の新築現場をスタートさせて
一件雨漏り調査。
ALC造の建物でサッシ廻りから
横殴りの雨の時だけ漏水するとの事。
現場を見て原因と思われる所を
即発見したので、持ち合わせの
シーリング材で応急処置。
既に外壁メンテナンスの寿命が
きているので、全体助言もした上で
様子を見ていただく。
その後社内にてしばらく図面を引く。
鉄筋コンクリート造1階部分の躯体施工図。
うまく言い表せないが、
1階店舗の部屋上に2階への屋外階段が
かかっていて、とても漏水が心配な納まり。
設計図書には「防水」と表現されてはいるが
納まりまでは詳細標記がない。
ここは施工者の責任範囲ということか…
いやいやプラスにとらえれば
施工者の腕の見せ所?だ。
出来上がってしまえばなんでもないが
雨漏りを真剣に考えると、
この段階、本体骨組の時点から
あらゆる「水の道」を想定しなければならない。
こっちに流れたら…
ここで止まったら…
ここにあふれたら…
逆に今の段階だからこそ見えることが多い。
仕上げ・化粧がなされてから
「水の道」を想定し、修理することの方が
一層難しい。
今気を抜けば、いずれ必ず道に迷う。